鍼についてご留意いただくこと

当スタジオで人気のある鍼ですが、鍼が身体に入るので多少のリスクを伴います。個人差はありますが、主なリスクを解説いたします。

【内出血】

最もリスクの高いのが内出血(アザ)です。鍼のような異物が身体に入ると、通常は血管の方がよけてくれるのですが、血流の悪いところは、血管の弾力性が低下しており、鍼をよけきれずに出血を起こしてしまいます。糖尿病などの持病や血液をサラサラにするお薬を飲んでいる方は内出血しやすいため、事前にお伝えください。


また、お顔には毛細血管がたくさん通っているため、身体よりもお顔は内出血しやすいと言えます。但し、万が一内出血が出来たとしてもずっと残ることはなく、1週間から2週間位で自然と消えていきますので、ご安心ください。鍼をうけた翌日以降に内出血が現れた場合は、温めて血行を良くしてあげてください。

【アレルギー反応】

鍼によるアレルギー反応を起こす方が稀にいらっしゃいます。但し、鍼のうち方によって、アレルギーの症状が起きるリスクを多少軽減することもできます。例えば、鍼をうって時間を置く「置鍼」をせずに、施術する方法などがあります。いずれにせよ、特に敏感肌やアトピー体質の方、金属アレルギーのある方は、施術を受ける前に必ず伝えてください。

【だるさや眠気】

鍼の刺激量によって、だるさや眠気を感じることがあります。基本的に鍼が太くなるほど、鍼数が多くなるほど、身体への刺激量・変化が大きくなります。特に、鍼の経験が少ない方や始めた方、または疲れている方に症状が出やすいと考えます。
但し、これはめんげんと言って、身体が良くなろうとする肯定反応ですので、通常1~2日で楽になってきます。鍼を続けていると、お身体が良くなってきて、めんげんを起こしにくくなってきます。これは体質改善が進んでいる証拠といえます。

以上が鍼による主なリスクになりますが、鍼を使った方がとても効果があるのは実感いただけると思います。上記以外でも不安なことがあればそのままにせず、相談してください。